【0.15ミリグラムで30万円】今、アルコールチェッカーが飛ぶように売れている!?

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【0.15ミリグラムで30万円】今、アルコールチェッカーが飛ぶように売れている!?
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改正道路交通施行による飲酒運転の罰則強化から半年。本格的な忘年会シーズンを控えた11月下旬ごろから、街でこれまで見かけなかったある商品を度々目にするようになった。それがアルコール濃度を自身で測れる簡易型測定器(アルコールチェッカー)だ。

秋葉原の電気街では日本製の逆輸入品が1300円程度で販売されている。もちろん、インターネット上に展開している通販サイトでの取り扱いも増えてきた。入札制で価格が安定していないが、ヤフーオークションなどでも複数商品の取り扱いがある。記者はそのうちの代表的な3アイテム(デジタル式2タイプ、薬品式1タイプ)を入手。どのぐらいの精度があるのかを試すことにした。

某県警察の広報担当者にお願いし、普段の取り締まりで使用している簡易測定器(検問などで最初に使うもの。息を吹きかけるだけで数値測定できるタイプ)と、今回入手したタイプに反応の違いが生じるかなどを確かめさせてもらった。指定された警察署の交通課に出向いて実験させてもらったのだが、自分が持参したものとはいえ警察署内でビールを飲むという経験はなかなかできるものではない。

同じ商品を複数個持ち込んでの個体差実験まではできなかったが、結果として日本製の逆輸入品が多少高めの数値を示し、韓国製の商品がほぼ的確な数値を出すことがわかった。飲酒運転防止という観点からは、マージンを取って多少高めの数値を出した方が良いので実用には問題なし。韓国製の方は数値こそ的確に出すのだが、センサーがシビアにセッティングされており、ちょっと神経質な印象を受けた。薬品式の1タイプは検知量が0.12ミリグラムと、現行の酒気帯び認定量より低めなのが難点だが、色が変われば運転はダメだと考えるのであればこちらも問題は感じない。

ある程度の精度が証明されたので、現在の酒気帯び相当量「0.15ミリグラム」がどれほどシビアなのか、アルコールチェッカー片手に実験することにした。

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