J.D.パワーアジア・パシフィックは10日、2002年自動車ディーラー満足度調査の結果を発表した。ユーザーではなく、ディーラーのオーナーを対象とした調査で、410名(539フランチャイズ)から評価を求めた。
この調査は1995年から毎年1回の割合で実施しており、今回で8回目。ディーラーを経営するオーナーを対象に今年7月から11月にかけての間、メーカーについての満足度を尋ねた。
最も獲得ポイントが高かったのはトヨタ(117ポイント)で8年連続の首位をキープ。2位には108ポイント獲得のホンダ、3位には106ポイントを獲得した日産が入った。この3メーカーが平均値(101ポイント)を上回っており、以下はマツダ(92ポイント)、三菱(90ポイント)が続く。三菱は平均と比較しても大きくポイントを落としており、ディーラー経営者の満足度が決して高くないことが判明してしまった。
今後の設備投資計画では全体の48%が「増やす予定」と回答している。新車販売が低迷傾向にあるものの、設備の改善などの先行投資を行うことで市場の活性化を図ろうとする意図があるようだ。