日産ディーゼル工業は8日、日本通運に「JR12フィートコンテナ1個積み仕様」のCNG(圧縮天然ガス)大型トラックを納入したと発表した。同型のCNG大型トラックの納入は国内で初めてだという。
日本通運は、日産ディーゼルのキャパシタハイブリッドトラックを購入した実績もあるなど、運送・配送トラックの低公害化と二酸化炭素排出削減を積極的に進めている。今回、日通が購入したCNG大型トラックは、JRの鉄道輸送用コンテナをそのまま積載できるタイプで、CNG仕様はこれまでになかった。
日産ディーゼルは、積載量7トンクラスのCNGトラックをベースに、ワイドトレッドのアクスルを採用するなどして走行安定性の高い車両に仕上げた。また、ディーゼル車と同等以上の性能を確保するため、排気ブレーキ、ABSを装備するとともに、CNGの残量を正確に管理できるデジタル式燃料計を採用した。
国内の物流は、二酸化炭素排出削減のため、長距離輸送ではトラックに代わり鉄道利用が増えている。日通は、コンテナ基地からの地域への配送についてもCNG車を使うことで低公害化を進めるねらいがある。同社は、今回の1個積みトラックに加え、2個積みの導入も計画している。
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