【新聞ウォッチ】マツダが府中工場を閉鎖、トラックの自社生産撤退へ

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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール

2002年10月21日付

○道路公団、天下り企業97%受注、入札後も独占 (朝日・1面)

○日米財界人会議、奥田碩会長ら出席し開幕、不良債権処理など議論 (朝日・7面)

○新日鉄と住友金属資本提携、神戸製鋼も参加検討(読売・2面)

○自動車メーカー、「テレマックス」導入相次ぐ(読売・31面)

○フォーミュラ・ニッポン第9戦決勝、ラルフ・ファーマン 王座見えた (産経・22面)

○コラム・この人、F1日本GP初入賞した佐藤琢磨さん (東京・3面)

○マツダ、トラックの自社生産撤退、府中工場を閉鎖(日経・1面、解説13面)

○日経本社の地球環境技術賞、豊田中央研究所授賞 (日経・1面)

○ベトナム、二輪車の完成車輸入を来年解禁 (日経・11面)

○仏PSA会長に聞く「ディーゼル車で躍進」 (日経・17面)

[ひとくちコメント]

経営再建中のマツダが、2003年にもトラック、バンなど商用車を生産する府中工場を閉鎖すると、きょうの日経が1面準トップで報じている。

記事によると、小型トラックは来年から自動車部品メーカー大手のプレス工業に生産委託し、バンは来年にも再開する宇品第二工場に生産を移すという。今年から相次いで投入した乗用車の新車が好調で、主力工場はフル稼働状態だが、トラック生産を外部委託するのは「事業の選択と集中」を加速し、主力の乗用車事業に経営資源を集中させるのが狙いという。

気になるのは閉鎖に伴うリストラだが、「府中工場の1000人弱は別工場に配転させ、雇用を維持する」と日経は伝えている。来週29日から開幕する東京モーターショーでは、マツダの商用車のうち自社生産によるトラックは今回限りで見納めになりそうだ。

《福田俊之》

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