1982年にワールドチャンピオンとなったフィンランド人ドライバー、ケケ・ロズベルグの息子が、ウィリアムズのテストに参加することが決定した。ドイツでフォーミュラBMW-ADACに参戦し、チャンピオンとなった17歳のニコ・ロズベルグは、今年終盤にもFW24のコクピットに座る予定だ。
父ケケ・ロズベルグがウィリアムズ在籍時代に、ライバルとして戦ったこともある現BMWモータースポーツ部長のゲルハルト・ベルガーは次のように語っている。
「特別なケースとして並はずれた才能を持つドライバーに、ぜひF1の世界を味わう機会を与えたい。ニコはポテンシャルをもっているし、なんのプレッシャーもないなか、F1マシンを体験するチャンスにふわさしい」
これまでもジャック・ブラバム、マリオ・アンドレッティ、ジョディ・シェクターといったF1チャンピオンの息子が父親と同じ職業を選んだが、実際に2代でワールドチャンピオンに輝いたのはグラハム&デイモン・ヒル親子だけである。