ポルシェAGは、2002年7月期連結決算で、税引き前利益が約6億ユーロとなり、過去最高の業績となったことを明らかにした。ポルシェ『911』の販売が好調に推移したのが主因だ。
2002年7月期の決算の総生産台数は911の販売は好調だったものの、全体は5万5050台で、前年同期比1.3%減となった。しかし、海外市場で販売が好調で為替差益などによって収益は前年を上回った。グループ全体の売上高は48億ユーロで、同10%増となった。税引き前利益は5億9240万ユーロで、前年との比較では2ケタの伸びとなり、新記録を達成した。
2003年7月期決算911、『ボクスター』の需要が順調に伸びる見通しのほか、12月からSUVの『カイエン』が導入されることから、販売台数、売上高、利益ともに増加する見通し。