シトロエンの日本法人、シトロエンジャポンは20日、新型スモールカー『C3』を日本発表した。C3は2001年のフランクフルトショー、東京モーターショーなどに参考出品され、今年4月からヨーロッパで発売されているが、日本でもそれとほとんど変わらない形でデビューすることとなった。
C3はヨーロッパにおいてB2セグメントに属するベーシックカー。ヨーロッパではこのクラスは乗用車全体の3分の1を占めるビッグマーケットだが、C3はそのB2セグメントでトップシェアを取ることを目指して開発されたという力作だ。ライバルはプジョー『206』、フォルクスワーゲン『ポロ』」、オペル『ヴィータ』(欧州名『コルサ』)、ルノー『ルーテシア』(欧州名『クリオ』)など。
位置付けとしては、現在日本でも販売されているベーシックカー『サクソ』とその上の『クサラ』の中間を埋めるモデルとなる。プジョーが好調であるのに対して、シトロエンは日本では苦戦気味だったが、小型車のラインナップを充実させることで大々的に巻き返しを図る。
価格は1.4リットル/シーケンシャルモード付き4ATが182万円、1.6リットル/クラッチレス5MT「センソドライブ」が199万8000円。