オペルは新型2ボックスサルーンの『シグナム』を発表する。発売は来年3月の予定だ。技術的には『ベクトラ』シリーズになるが、市場ではレインジ最上級に位置し、車名も別のものを名乗る。シグナムの名前では過去に何回かコンセプトカーが提案されていた。
シグナムの全長は4636mmでこれはベクトラ・セダンより40mm長い。いっぽうホイールベースの2830mmという数字は130mmも大きく、そのぶんリアオーバーハングが短い。そして車高はシグナムの方がわずかに高い。このスペースに5人が乗り、後席をたたんでスペースを効率的に使うこともできる。
エンジンは2.2リットル・ガソリン直噴(155hp)、2.0リットル・ターボ(175hp)、3.0リットルV6コモンレール・ディーゼル(177hp)の3機種をさしあたって設定。
座席本体の空調など、高級車としての装備も充実。オペルのカールペーター・フォルスター会長がシグナムによせる期待は大きく、「今まで他のブランドを選択していたユーザーがこれでオペルに乗り換えるだろう」と語る。