ルノー財団は日本人学生向けのパリ国際MBAプログラムを創設すると発表した。フランス語や欧州文化に触れながらマネジメント能力を養ってもらうのが目的。ソルボンヌとドフィーヌの両大学が連名で授与する初めての欧州経営免状で、日本の13大学と共同で開発した。
ルノー財団は2001年3月に設立され海外、特に日本でのフランス語と欧州文化の普及、企業と大学の関係強化を図ることをねらいとしている。仏を代表する企業であるルノーが日産自動車を傘下におさめたことで日本とフランスの距離は一気に近づいた。これを契機に日本の学生がフランスや欧州の文化や企業について勉強するのを支援し将来的には日本と欧州で活躍する人材を育てようというものだ。
新設するMBA制度もその活動の一貫。1カ月間のフランス語集中講座と1カ月間の欧州発見の旅(フランス、ドイツ、スペイン)を含む全12カ月の課程で構成する。10カ月間の授業は全てフランス語で行われ、このうち4カ月間はルノーグループでのインターンシップ、実務プロジェクトが組まれている。
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