日本自動車工業会は日本政府とサウジアラビア政府の協力で、自工会とサウジ日本車ディーラー協会が共同で設立準備してきた「サウジ自動車技術高等研修所」が9月1日に開校したと発表した。
研修所は、1998年にサウジのアブドゥラ皇太子が来日した際、サウジアラビアに自動車整備にかかわる技能向上を目的に政府間協力として合意され、フィジビリティースタディ(実現可能性の検討)を経て開校に至った。自工会は校舎建設費用として7億6500万円を負担するとともに、カリキュラムの作成など支援してきた。
研修所は、サウジ人高卒者を対象とした2年制の技術短大で、1学年200人の2学年合計400人の学生を受け入れ技術指導を行う。
開校に合わせて自工会の宗国旨英会長が同校の開校歓迎イベントに参加し「研修所がサウジの多くの優秀な自動車整備士を育て、研修所が自主的に発展していくことが必要」と述べた。
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