国土交通省は5日、2001年度のリコール対象台数が過去最高の329万台になったと発表した。届け出件数自体は169件と、前年度より4%減ったが歴代2位の高水準。台数ベースでは、1997年度の259万台を大きく上回って歴代1位になった。
とくに軽自動車の対象台数が118万台と、大幅に増えたという。また、部品共有化が進んで、1件当たりのリコール対象台数が増えていることも背景にありそうだ。
ただ、リコール制度はユーザー保護のため、メーカーが自発的に回収・無償修理を行うもので、届け出の増加が一概にユーザーにとって悪いこととは言えない。