紛失したライターに要注意!! ある日突然あなたのクルマが燃え上がります

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東京消防庁は8日、今年上半期(1〜6月)に、放置された使い捨てタイプの電子式ライターが原因とみられる車両火災が4件発生していたことを明らかにした。いずれのケースも車内に放置し、存在を忘れていたライターが失火原因となっている。

東京消防庁によると、ライターが原因とみられる車両火災は昔からあったが、ここ数年の間で急激に増えたものが「使い捨てタイプの電子式ライター」による出火だという。電子式のライターは1回のプッシュで確実に火が着いて便利なのだが、シートの下に落としたライターがこの利点を利用して火を着けてしまうのだ。

座面と背もたれの間に落ちていたライターが、シートに座った重みで着火動作を起こしてシートを燃やした例、スライドレールに挟まったライターが着火動作を起こして発火した例など、4件が報告されており、いずれも消火後の車内から使い捨て電子ライターの燃え残りが回収されている。

以前より低価格化が進んだため、電子式ライターの利用も多くなっているが、低価格であるがゆえ、無くしてしまっても真剣に探し出さなくなってしまった。このようにして紛失したライターがどこかに引っかかったまま固定され、ある日突然に牙を剥く…らしい。

このため東京消防庁では「紛失しても“どこにいったんだろう、まあいいか”で済まさず、確実に探してください」とアドバイスしている。

《石田真一》

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