大型車メーカーがハイブリッド車の投入に動いている。燃費向上と排ガス低減に効果があるハイブリッドシステムはディーゼル車の排ガス問題を解決する切り札として期待がかかる。
1990年代初頭にはハイブリッドバスを発売していた日野自動車は効率化とコストダウンを図った新型ハイブリッドシステムを開発し路線バスで実用化試験を開始した。日産ディーゼル工業は中型トラックにハイブリッド車を設定し発売した。三菱自動車といすゞ自動車は小型トラックのハイブリッド車を開発中だ。三菱は路線バスで6月からハイブリッド車の実用を開始している。
エンジンとモーターを併用して車両を駆動するハイブリッドシステムは、ブレーキをかけた時に発生するエネルギーを電気として蓄える。このため発進・停車を繰り返す路線バスや配送用小型トラックにより適しているという特徴がある。
ただ今のところは価格がネック。日産ディーゼルのハイブリッド中型トラックは、通常車の2.5倍だ。しかし天然ガス車など従来の低公害車と違い燃料に既存の軽油が使える。このため普及は案外早いという見通しもある。
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