マツダは25日、同日に開催した株主総会で執行役員制度を導入して取締役会のスリム化を図るという決議を行うとともに、顧問のルイス・ブースを新社長に選任した。
ルイス・ブースはフォードに入社後、主に商品開発分野を担当してきた。マーケティング調査を基にした数字による理詰めで勝負するタイプであり、財務面を含めた分野での活躍が目立つ。2000年1月からはフォードのアジア太平洋・アフリカ事業、テクニカルスタッフ担当役員となり、同地域におけるフォードのイニシアティブを取ってきた。
新社長就任にあたり、同氏は「マツダにとって非常に重要な時期に社長に就任することができ、大変光栄に思う。ここ数年マツダは経営の方向性を明確に定め、ミレニアムプランを実行することで大きな変革を遂げ、収益の回復を実現した。マツダは今、新商品による成長を目指した次のステップに入ろうとしている」
「私たちを取り巻くビジネス環境は依然として厳しいが、そうした中で、引き続きこの勢いを持続してビジネスの成長を達成していくことが重要である。中期経営計画であるミレニアムプランを従業員と共に計画通り実行しマツダの成長を達成することが私の役割であり、株主に対する責務である。」と述べている。
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