千葉県警は13日、交通トラブルで相手の男性をナイフで刺した52歳の男を緊急逮捕していたことを明らかにした。刺された男性は首などを刺されており、全治1カ月の重傷を負っている。
警察の調べによると、この男は12日の午後5時50分ごろ、木更津市の市道を自転車で走行中、対向側を走ってきた軽自動車と衝突しそうになった。男がクルマの運転手に「どこを見て走っているんだ?」と問いただしたことから口論に発展。隠し持っていた刃渡り15センチの果物ナイフを相手の首に刺し、そのまま歩いて現場から逃走した。
近所の住民からの通報を受けて駆けつけた警察官が周辺の捜索を行ったところ、現場から数百メートル離れた地点にいた不審な男を発見。職務質問したところ犯行を認めたため、殺人未遂容疑で緊急逮捕した。
警察の調べに対し、この男は「カッとしてやった。ナイフは果物を食べるために普段から持ち歩いていた」と供述しているという。刺された男性は出血が激しかったものの、命に別状はなかったとされる。