13日朝、東京都板橋区の路上で、マンホールのふたや周辺に置かれていた自転車などが「ボンッ!」という音ともに高さ2メートルまで吹き飛び、歩道の一部が陥没するなどの事故が起きた。通勤時間帯の真っ只中だったが、幸いにも付近の道路を走るクルマや歩行者への影響は無かった。
事故が起きたのは13日の午前7時50分ごろで、板橋区前野町の区道に設置されていたマンホールのふた(重さ80kg)が、何かが炸裂するような「ボン!」という鈍い音ともに2メートルの高さまで吹き飛んだ。その後、開いた下水管からガス状のものが数分に渡り噴出し、近くに置かれていた自転車などをなぎ倒した。現場は首都高速5号線の直下にある区道で、事故が起きた時間帯は通勤ラッシュの真っ只中だったが、幸いにも通行人や道路を走るクルマなどへの被害は報告されていない。
警察の調べによると、事故が起きた時間帯には東京都の下水道局が空気圧で下水管の流量を調整する作業を行っており、これが事故の原因ではないかとの見方を強めている。