フォードがパトカーとして生産し、全米の警察に販売している『クラウンビクトリア』の燃料タンクに問題があり、高速でのカーチェイスによるクラッシュで警察官が死亡した、とフォードを訴えているアリゾナ州。アリゾナ州に続いてニュージャージー州でも、警察がクラウンビクトリアの欠陥を隠していた、とフォードを訴えている。
これに対し、フォードは「販売したクラウンビクトリアに対し、燃料タンクに若干の補正を加えるよう通告を出しており、我が社の責任ではない」とコメントした。
しかしフォードでは6月2日にアリゾナ州の州検察長官と会合の予定であり、「非を認めない」としながらも和解の方向で話し合う意向であることを明らかにした。おそらくは賠償金が支払われることになるが、アリゾナに続いて各州の警察からも訴えが相次げば、フォードはピンチに立たされることになりそう。