千葉県は27日、6月以降に飲酒運転を行って事故を起こした県職員について、懲戒免職処分を原則とする方針を示した。これまでは死亡事故を起こした際に懲戒免職処分としてきたが、それを強化することとなった。
これは27日午前に行われた定例会見で堂本暁子知事が明らかにしたもの。危険運転罪の導入以後、飲酒運転による事故が起きた際の社会的制裁の度合いが増していることや、県民に模範を示すためには県職員が率先して襟を正す必要があるとの考えから導入されることになったようだ。
同様の処罰は高知県がすでに導入しているが、こちらは飲酒運転の発覚=懲戒免職処分となっている。千葉県は「事故を起こした場合」としており、高知と比べれば一段ほど緩和された条件となっているが、これはアルコール消費量の違いがあると言われている。
県としては公用車を運転中に事故を起こされでもしたらたまらないわけで、6月以降に渡される給与明細書の欄外に「飲酒運転による事故を起こした場合、懲戒免職処分が言い渡されます」という一文を印刷し、職員へ徹底させるという。