渋谷区で起きた多重衝突事故の原因は「定員外乗車」が発端だった!!

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警視庁は18日、今年3月に渋谷区で起きたクルマ10台が関係する多重衝突の発生原因が「定員オーバー」によるものだったとして、直接の原因となった埼玉県川口市に在住する21歳の男を道路交通法違反(乗車方法違反)容疑で逮捕したことを明らかにした。

警察の調べによると、この男は今年3月14日の午後3時すぎ、遊びに来ていた渋谷で知人男性が女性4人をクルマに乗せているところを発見した。その知人が「これから皆で遊びに行く。お前も乗れ」と誘ってきたが、すでにクルマは定員分の座席が埋まっており、乗るところがない。そのため男は「仕方ないから、お前のひざの上に乗る」といって、運転席にいた知人男性のひざの上に乗ろうとした際、誤ってアクセルを踏み込んでしまったという。

クルマは急発進したが、ドアはまだ開いた状態だったため、男は振り落とされるという危険を感じ、足を床に踏ん張ったままでいたとしているが、実は男が床と思い込んでいたのがアクセルそのものだった。クルマは約100メートルを文字通り“暴走”し、駐車車両や信号待ちをしていたバスなど10台を巻き込む多重衝突となった。

男は含む同乗者全員はあまりの事態に驚き、自分たちがケガをしたことも忘れて現場から逃走したが、クルマの所有者が病院に通っているという情報を得た警察が内定調査を行い、結果この男にたどりついたという。

《石田真一》

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