過積載は止められない---首都高で180回の警告を受けた会社が書類送検

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警視庁は9日、違法行為を承知で最大積載量の2倍超の残土をダンプカーで180回以上も輸送していたとして、千葉県船橋市の建設工事会社社長、江戸川区の残土処理会社社長、ドライバーの計3名を道路交通法違反(過積載)容疑で書類送検したことを明らかにした。

警察の調べによると、今回逮捕された3人は違法行為であることを認識しながら、恒常的に最大積載量の2倍を超える量の残土を輸送していたとされる。残土処理会社のドライバーは2000年末から昨年末までの間、わかっているだけで180回を超える過積載走行を繰り返しており、発覚していない分を含めると200回を軽く超える可能性が高い。

この会社のダンプカーはナンバープレートなどを撮影した記録を基に、首都高速道路公団からマークされており、通行のたびに警告を受けていたようだ。しかし、その警告に応じたことは無く、その行為があまりに悪質だとして今回の送検に至ったという。

《石田真一》

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