日産自動車は26日、国内の全販売会社が「日産グリーンショップ」認定を取得したと発表した。廃棄物や使用済み自動車の適正処理にグループをあげて取り組む。
日産グリーンショップは環境マネジメントの国際規格であるISO14001をベースに、販売会社向けにアレンジして作成したもの。他メーカー系の販売会社では独自にISOを取得する例が多い。しかし日産は日産グループとしての取り組み目標を設定することで全ての販売会社が環境保全への取り組みを推進するようにした。
自動車関係ではフロン法が施行されたほか、2004年には自動車リサイクル法が実施される見通しとなっている。問題となっている使用済み車の不法投棄を防止するには販売会社の責任も重い。日産は新型『マーチ』を投入し、いよいよ国内で攻勢に転じるところ。環境保全でライバルメーカーを一歩リードし販売増につなげたいところだ。