レコード会社が「コピーは不可能」とする“コピーコントロールCD”だが、本当にリッピングはできないのか? 「音楽を盗む」という行為はしたくないが、正当な手段で購入したCDだ。日本の著作権法でも「個人的に楽しむ場合の複製」は認められている。だから特に問題は生じないと考える。そう思って早速テストしてみた。
というのも、記者はクルマにCDを持ち込む際、データ面がピックアップで傷つくのが嫌で、必ずCD-Rに焼いたものを持ち込むからだ。ローダウンして堅めのサスペンションを装着したクルマでは、ちょっとした道路の段差でCDのデータ面がボロボロになるのだ。
最も普及しているだろうと考えるCDライティングソフトで、ごくごく一般的なやり方ではメーカーの指摘どおり、複製することができなかった。ライティングソフトが起動する以前にプレーヤーが立ち上がり、勝手に再生を始めるからである。しかし、同じソフトでも一度ハードティスク内にイメージを作るという方法を選択した場合、なんと不可能だったはずのリッピングができてしまったのだ。しかし曲中にまるでマウスをクリックしたかのようなノイズが乗ってしまう。だがクルマで聞く分には気にならないと言えるレベルだ。
さらに一般的とは言えない外国製のライティングソフトを使い、ちょっと古めのCD-Rドライブでじっくりと1倍速で焼きこんだ場合、ドライブレターなどに表示される時間はかなりおかしいものの、もっと完成度の高い複製版が出来上がってしまった。コピーコントロールCD、敗れたり?
このコピーコントロール機能付きCD、3月13日に発売されるBoAのシングル「Every Heart -ミンナノキモチ-」、20日発売のDo As Infinityのベストアルバム「Do The Best」、27日発売の倖田來未のアルバム「affection」に導入される。
ほぼ同じ期間に浜崎あゆみのアルバムも発売されるのだが、こちらには導入されない。ミリオンセラー間違いなしのCDにコピーコントロール機能を導入すると大混乱を招くことを予測しているからではないのか…。
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