気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2002年3月11日付
●社説・車、生産者責任を原則に(朝日・2面)
●社説・バス、タクシー、「地域の足」に競争が広がる(読売・3面)
●けいざい講座、自社株買い、上場企業で相次ぐ背景、トヨタは1500億円(読売・9面)
●CART開幕戦、高木(トヨタ)15番スタート、中野(ホンダ)は最後尾(読売・23面)
●株価一服も不安消えず、奥田碩・日経連会長「住宅政策の充実必要」(東京・7面)
●こちら特報部、「コロナが・・ブルーバードが・・」クルマも“中流”苦難!?(東京・20面)
●着こなすバイク、街角で自分を主張(産経・10面)
●東南アジア、内需、刺激策で上向く、セメントや二輪車健闘(日経・11面)
ひとくちコメント
一部の新聞に「11日は休刊日」という社告が掲載されていたことから、きょうは「新聞休刊日」と思われた読者も多かったに違いない。結局、産経が火をつけ、読売などが猛反撃した「休刊日戦争」は、2月に引き続き、3月も特別版などを発行することになって、事実上各紙とも「休刊日廃止」という方向で決着したようだ。
それでも朝日や東京は「休刊の予定を変更し、通常通り発行」という社告を載せているが、読売や日経はそれも無視。あたかもこれまで休刊日がなかったような素振りである。それにしても、各紙とも自動車関連の記事は言うに及ばずで、他の記事でも精彩がない。
ところで、本日は真紀子外相を“更迭”に追いやった鈴木宗男議員の証人喚問の日だが、このところ日産自動車の社内では1年前に就任したばかりの「日産初の女性広報部長」の去就をめぐる憶測が飛び交っている。ゴーン社長が鳴り物入りでスカウトした有能な人材を、わずか1年で変えるとは思いたくないが……。