フォード『フォーカスSVT』に注目---メーカーによるカスタマイズモデルです

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フォード『フォーカスSVT』に注目---メーカーによるカスタマイズモデルです
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フォード『フォーカス』にいよいよ「SVTバージョン」が設定されるようだ。SVTというと流行のSUT(スポーツユーティリティトラック)を思わせる言葉だが、スペシャル・ビークル・チームのこと。フォードのエンジニアが作り上げた内部カスタムカーのようなものと考えればいいだろう。

クルマ好きの人々の中には週末を使い、DIYでスーパーチャージャーを搭載したりしてパワーを上げ、パフォーマンスを楽しみたい、という人がいる。そうした人々が苦労せずにカスタムの醍醐味を楽しめるようなクルマをメーカーが提供する、というのがSVTの考え方。

フォーカスSVTは17995ドル(約240万円)から、という価格で170hp、6速ギアボックス、エクステリアの付加などのカスタムカー要素を持ち、しかもファクトリー保証つきだ。エンジンは『フォーカスZX3ハッチバック』に使用されている2.0インライン4シリンダーだが、hpは40アップ、トルクも10%増。また、インテイクマニホールドはデュアルステージインテイクにアップグレードされ、バルブポートも大きくなっているため空気の取込み量が多い。パワーは確実にアップしているのだが、これらのおかげで低燃費を実現している。

インテリアにはアクセントカラーを配したバケットタイプのスポーツシートを採用。これはヨーロピアンバージョンのフォーカスで設定されているものだ。オプションには290Wアンプを搭載したステレオと、8インチのサブウーファー、6連装CDチェンジャー(675ドル=9万円)、パワーサンルーフ(595ドル=8万円)、ヒーター付きシート、トラクションコントロール、ブロックヒーターなどを装備したウィンターパッケージ(395ドル=5万2000円)などを用意。

いわゆるスポコンマニア向けの車だが、スポコンによく使用されるホンダ『シビック』、アキュラ『RSX』、ニッサン『240SX』(日本名『シルビア』)などの日本車に負けないハイパフォーマンスをメーカーが作った、という点でフォーカスSVTにはかなりの注目が集まりそうだ。

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《Sachiko Hijikata, US editor》

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