2002年のトヨタ・モータースポーツ体制発表と同時に、トヨタが所有する富士スピードウェイの改修計画も発表された。
スケジュールは2003年9月まで通常の営業を継続し、2003年10月から本格工事をスタートする。リニューアルオープンは2005年4月。それまでの1年半は閉鎖される。
サーキットのレイアウトも大幅に変更される。設計はニュルブルクリンクやホッケンハイム、エストリル、セパンなどのグランプリコースを手がけるドイツのティルケ設計事務所(ヘルマン・ティルケ会長)。
コース全長は4549.97m。ティルケ氏はレイアウトを説明しながら、「1.5kmのロングメインストレートやヘアピンなど、現在の特徴をそのまま残し、オーバーテイクポイントも第一コーナーとターン10(ヘアピン先)の2個所を設定しました。さらにラインが複数とれるレイアウトです」とポイントを解説した。言うまでもなく、FIAの基準に準ずる観客席の安全確保もおこなわれている。
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