【新聞ウォッチ】「愛知万博」が“トヨタ万博”と呼ばれる理由

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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2002年2月20日付

●トヨタ、愛知万博に単独館(読売・8面)

●米フォーチュン誌、アジアの経済人に日産・ゴーン社長(読売・8面)

●GSで油買って、ドトールで油売る(読売・10面)

●ディーゼル車規制条例、神奈川県も年内に(東京・3面)

●ドコモ・日産が共同研究、IT自動車実現へ加速(東京・7面)

●フォード車「エクスプローラー」リコール届け出(東京・28面)

●お寒い温暖化論議、日米首脳会談で踏み込めず(朝日・3面)

●ブッシュ米大統領、奥田碩・日経連会長ら財界人と懇談(朝日・10面)

●日産・米UT社と燃料電池開発で提携(日経・11面)

●アルミ最大手の「アルコア」取締役に日産・ゴーン社長就任(日経・11面)

ひとくちコメント

トヨタ自動車が2005年に愛知県で開催される「愛知万博」に、トヨタグループとして単独でパビリオンを出展する方針を固めたと、きょうの読売が報じている。愛知万博に単独館の出展を決めた企業グループではトヨタが初めてという。具体的な内容を詰める検討チームを設置したり、グループ各社との企画委員会も発足させたそうである。

一寸先も読めない不透明な時代に3年先のことを話題に取り上げるのも気が抜けそうだが、愛知万博の旗振り役を豊田章一郎名誉会長がつとめている関係で、社内は「目前のサッカーWカップ以上に盛り上がっている」(トヨタ首脳)という。

そう言えば、トヨタ社員の背広の襟をよくみると、最近は社章のほかに、緑のバッチをつけているケースが多い。一説によれば、役員幹部全員がその万博のシンボルバッジを肌身離さないことを義務付けられているとも言われている。トヨタが社運を賭けて熱心に取り組んでいる姿勢がよくうかがえる。ただ、今回決めた単独出展ならまだしも、そのうちトヨタグループだけの単独開催にならなければいいのだが……。

《福田俊之》

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