【新聞ウォッチ】いすゞ、日野との急接近で、“風評”一蹴を狙う

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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2002年1月8日付

●北米自動車ショー開幕、日米SUV対決、日本は乗用車感覚で攻勢、米国は装備充実させ応戦(朝日・11面)

●北米自動車ショーで日産「アルティマ」がカー・オブ・ザ・イヤー(朝日・11面)

●昨年の国内自動車販売0.9%減、2年ぶり前年割れ(読売・8面)

●コラム・吉野浩行・ホンダ社長「人工衛星に本社置きたい」(東京・8面)

●2002年財界トップ人事を占う「大不況下、重責だれに」ホンダ吉野氏去就が焦点(東京・9面)

●ルノー、今年計画「アジアでの販売56%増見込む」(産経・6面)

●米フォード2万人削減も、週内にリストラ策(産経・6面)

●いすゞ、日野、来年10月、バス事業統合、ブランド・販売網は温存(毎日・8面)

●GM副社長表明「いすゞ倒産回避に事業面で支援」(毎日・8面)

●東京海上火災「自動車提携、自動車盗難を監視、携帯にメールで警告(日経・11面)

●ルノー、中国で乗用車販売、日産と市場開拓協力(日経・13面)

●自動車エアコン用などのフロン密輸、水際で防げ(日経・39面)

ひとくちコメント

日野自動車の蛇川忠暉社長と、いすゞ自動車の井田義則社長が共同会見し、両社のバス事業会社を2003年10月をメドに統合すると発表。きょうの各紙が取り上げている。

この日は日本自動車工業会(自工会)など自動車5団体の新春賀詞交歓会が開かれたが、その直前の緊急会見、「新年早々、何事が起こったのか」と自動車担当記者が会場の経団連会館(東京・大手町)に詰めかけた。だが、両社のバス事業統合計画はすでに99年12月に基本合意しており、記者からも「その時点での発表内容とどこが違うのか」などという質問が飛び交ったほど。このため、毎日が経済面のトップ記事として取り上げたほかは、読売、産経などはわずか10行足らずの小さな発表記事扱い。

「当面、バス事業以外の統合は考えていない」と井田社長は語ったが、昨年末にはドイツ証券による株売買ミスなども響いて、いすゞ株が暴落、兜町では経営危機説が囁かれていた矢先だけに、トヨタグループの日野との急接近で、とりあえず風評だけは回避できるという効果は大きい。
《福田俊之》

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