【2002『G-BOOK』の野望 No.2】公式コンテンツと非公式コンテンツの違い

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G-BOOKのコンテンツはトヨタがコンテンツを管理する形になる。ちょうどiモードの公式コンテンツをNTTドコモが管理しているように。

G-BOOKのコンテンツはXMLをベースとした言語で記述される予定で、パソコンから閲覧するWebサイトに近いものとなるが、安全運転のためにインターフェースには工夫がされる。そして、G-BOOKからパソコンのWebサイトもアクセスしたり、ユーザーの手でG-BOOK向けのホームページを作成することもできるだろう。

トヨタは自動車メーカーとしてカーマルチメディアを楽しんでいるときの安全性に配慮するという理由で、コンテンツの閲覧制限に差をつけることになる。つまり、トヨタが公式にレベル1と認めたコンテンツは運転中でも視聴および操作が可能(例えば音楽を聴くなど)に、レベル2と認めたコンテンツは運転中は音声による操作のみが可能でパーキングブレーキを引いた状態でないとボタン操作はできない(例えばカーナビ操作など)、レベル3はパーキングブレーキを引いた状態じゃ無いとまったく操作できない(例えばゲームなど)、というような安全に配慮したコンテンツの整理をするようだ。

公式コンテンツには、国内の有名コンテンツサプライヤーが協力し、ニュース、ゲーム、レジャー情報、宿の予約などがサービス開始直後から揃うことが予想される。

ところで「G-BOOK」の“G”はトヨタが運営するGAZOO.comの“G”ともとれる。会員200万人が利用するGAZOOのサービスがクルマで受けられる。そして、現在サービスされているカーナビと携帯電話を利用した情報サービス「MONET」のサービスも将来的に発展統合もあるだろう。

《レスポンス編集部》

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