マツダは13日、『デミオ』や『ファミリア』クラスの小型乗用車をハイブリッド化して、2005年には市販するという方針を明らかにした。14日付けの中国新聞が報じたもので、市販化が実現すれば、トヨタ、ホンダ、日産に続いて国内4社目。
マツダが市販車への搭載を前提に開発を進めているのは、東京モーターショーなどで公開された『MXスポーツツアラー』に搭載されたハイブリッドシステムをベースとしたもの。前輪を直噴ガソリンエンジン、後輪を電気モーターで動かすという4WDになるとみられる。親会社のフォードは、マツダと共同開発したSUV『エスケープ』(マツダ『トリビュート』)にハイブリッドシステムを搭載する予定だが、マツダでは販売台数の多い小型乗用車に採用することでコスト削減を狙う。
マーク・フィールズ社長は「ハイブリッド車はすぐにでも発売したいが、問題は顧客が価値を見出せるような価格がつけられるかどうか。2005年前後にはその課題を達成したい」と話しているという。