2002年シーズン序盤を2001年マシンの改良版で戦うかもしれないと明らかにしたフェラーリに数チームが同調する可能性が高くなった。特にそうした噂が高いのはウィリアムズと来季からミシュラン・ユーザーになるマクラーレン。
ニューマシン発表会を1月下旬と遅めに予定している両チームは、熟成されていないニューマシンで序盤戦を戦うよりも、はるかに信頼性が確保された既存マシンを使用したほうが、チャンピオンシップ争いに有利になると考えているよう。
一方、トヨタやジャガーなどこれらとは反対に早めに発表会を行い、ニューマシンでのマイレージをできるだけ稼ごうという作戦。フェラーリらの動きはシーズン終了から年明けまでのテスト禁止期間が大きく影響しているものであり、今後多くのチームが続けば見直しも検討されるものと見られる。