いよいよ一般公開が始まった東京モーターショー。読者の中にも「もう行ったよ」なんて方がきっと大勢いることだろう。今回はいろいろと注目する車種があり、久々に活気のあるショーとなったが、来場者の間で話題騒然となり、賛否両論が巻き起こっているのは間違いなく光岡『オロチ』だろう。オートアスキーではそんなオロチのデザイナーである青木孝憲氏に直撃インタビューを試みた。
−− それにしてもすごい先鋭的なデザインですね。
青木 インパクトを第一の条件として考えましたから。
−− 後ろから走ってきたら『ムルシエラーゴ』や『W12』より怖いと思います。
青木 あんなのたいしたことないです。デザインが優等生過ぎます。こういうのは怖くないと。
−− ディメンジョンは『ディアブロ』に近くなりましたが、モチーフにしたとかは?
青木 無いです。高速安定性と迫力を追いかけていたら近くなりました。ある意味では理想形なのかもしれません。
−− エンジンも自社製にして、もしかしたら世界初のハイブリッドスポーツカーにするという話も出ていましたが、そのあたりは具体的に何か決まっているのですか?
青木 ナイショです(笑)。ただ、何を積むにしても手の届かない価格ではないと思います。