三菱自動車工業は、25〜26日にかけて行われた三菱『エクリプスEV』による四国一周公開試験が成功したと発表した。
エクリプスEVは日本電池製のマンガン系リチウムイオン電池と、三菱重工の軽量モーターを搭載したモデル。25日午前11時30分に香川県琴平町の「いこいの郷公園」を出発。一般国道・高速道路で延べ780kmあまりを途中1回充電し、25時間04分で走り抜いて、出発地点に戻ってきた。
今回の試験は電気自動車の一充電走行距離向上の実証と、電気自動車のモビリティ向上のため、実施した。4人のドライバーが交代で運転、スタートから410km地点で1回充電して完走し、400kmを上回る一充電走行距離を達成した。同社では、充電には3時間半程度かかったが、ガソリン車並の走行距離のEV開発の可能性が見えてきたとしている。