ハンガリーGPでアラン・プロストの最多勝に並ぶ51勝目を上げ、史上2番目の早さでワールドタイトルを決めたミハエル・シューマッハ(フェラーリ)。表彰台で国歌を聴きながら涙を流したシューマッハが、その心境を語った。
「ウィニングランのときにずっとチームに無線で話しかけていたんだけど、そのときの心境を表すにふさわしい言葉を探すのに苦労したよ。僕はそう悪くないドライバーだろうけど、正しい言葉選びがこんなに下手だとは!」
「僕たちはこの週末にポールポジションに始まる勝利を手にするためのあらゆる努力をしてきた。そして僕はアラン(・プロスト)の記録に並ぶことができた。でも僕をもっともハッピーにしてくれたのは、僕らがいかにして成し遂げたかという過程なんだ」
「良いときも悪いときも、チームは常に堅い結束で結ばれていた。みんなのことが大好きだし、一緒に働くことができて本当に楽しいよ」と、3年連続コンストラクターズ・タイトルを獲得したフェラーリの仲間に賛辞を送った。