【新聞ウォッチ】自動車ユーザーは大歓迎「高速料金値下げ案浮上」

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【新聞ウォッチ】自動車ユーザーは大歓迎「高速料金値下げ案浮上」
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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2001年7月31日付

●トヨタ、ミニキャブワゴン「スパーキー」の改良車種を発売(読売・10面)

●日本棋院、囲碁の「トヨタ&デンソー杯・世界王座戦」を創設(読売・38面)

●都市対抗野球、日産(横須賀市)敗退、三菱自動車(岡崎市)と河合楽器(浜松市)で、きょう決勝戦、(毎日・22面、関連記事・30面)

●高速道の障害者駐車枠「一般客の占領やめて」関係団体が改善申し入れ(朝日・38面)

●自民調査会、高速料金値下げ案浮上、道路財源見直しに対抗(東京・3面)

●トヨタ、WiLL Viの特別仕様車「シンデレラパール」を発売(東京・6面)

●住友商事、中古車流通を拡大、元日産系のゼロに出資(日経・13面)

●フジユニバンス、米で四輪バギー部品生産(日経・13面)

●カルソニック、カーエアコン心臓部生産をマレーシアに移管(日経・13面)

ひとくちコメント

「高速料金値下げ」といってもヤフーなどがサービスを始めるインターネットの高速接続回線(ADSL)のことではない。道路特定財源見直しの対抗策として、特定財源を使って高速道路の料金を値下げする案が自民党内で浮上してきたと、きょうの東京新聞が報じている。

自民党道路調査会の会合で「デフレ傾向で料金に割高感がある」として値下げを求める声が強く出たためだという。道路財源の見直しでは、小泉首相が参院選の街頭演説で「何千億円をほかの分野に回すことができるか見直していく」と発言。道路以外の都市再生や一般財源化するように求めているが、「受益者負担の考えや今までの経緯から理解されない」との雰囲気が調査会内では強い。

このため、特定財源を使って高速料金値下げなどを求める声が出てきたわけだが、財務省にとっては、一般財源に入るべき金が減るなど、反発は必至。道路公団などに官僚OBが天下る経費を削減するだけでも値下げは可能だが……。

《福田俊之》

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