大幅赤字を計上して経営再建を進めているいすゞ自動車は、希望退職する社員を募集したところ当初の予定よりも40人上回る応募があったことから、募集を1日限りで締め切ったことが明らかになった。マツダに続いていすゞも激しい人材流出が加速しそうだ。
いすゞではグループ全体で約1万人を削減する予定で、この一環として本体を対象に希望退職を募集した。当初は700人を予定していたが、初日だけで740人の応募があり、たったの1日で募集を打ち切った。今後、募集者が早期希望退職者の退職金積み増すのに当たって条件を満たしているかをチェックする。満たしていれば8月末に退職となる。
マツダも応募一日で予定を大幅に上回って希望退職者が殺到、募集人員を増やすことにしたが、いすゞでも見切りをつける社員が続出している。