小泉政権が表明している政府公用車導入プログラムに対応するため、日産は『スカイライン』などで採用している直噴型のV6エンジン『VQ』を通常型に改良した上で、国土交通省が認定している「超低排出ガス(U-LEV)基準をクリアさせるという。
VQシリーズは1994年に発売された『セフィーロ』から採用されたエンジン。現在では直噴型に改良されて様々な車種に採用されている。
しかし、直噴型では燃費面では有利なものの、排ガス処理には問題があり、そのままの状態ではU-LEV認定を取れないため、これを通常型に改良した上で新型の触媒と組み合わせることで基準をクリアするめどをつけた。
改良にはコストがかかるため、まずは政府公用車向け一部車種から導入を開始し、徐々にラインナップを広げていくとしている。