自動車走行電子技術協会は、横浜市で実験しているEV(電気自動車)の共同利用実験が6月からの第5ステップに突入したことを発表した。
EV共同利用実験は、都市部のビジネス利用を目的に、1999年9月から運用を開始し、乗り捨て可能なワンウェイトリップ型運用や遠隔地運用方法、運営経費の低減などを確認してきた。
今回行われることになった第5ステップは、ビジネス利用に使いやすい料金体系を検討するため、模擬的に料金定提示を行い、利用企業の反響を調査する。これにより2002年2月に開始予定の有償実験の料金を設定していく。また、共同利用の際、会員に渡す小型発信機を複数の会員で共有する方法を実験するほか、予約時間の単位を30分刻みから15分刻みに変更して、利用者の利便向上を図った。
第5ステップは9月1日まで実験する。