国土交通省の九州運輸局福岡陸運支局は17日、交差点内での事故が多発している西鉄観光バスに対して「バスガイドも含め、交差点内の安全確認の徹底を図る必要がある」として文書で警告するという指導を行い、事故の再発防止を求めた。
同社のバスは昨年11月、福岡県糟屋郡粕屋町の交差点でトラックと衝突事故を起こし、乗っていた小学生25人が車内で転倒して負傷するという事故を起こし、この他にも昨年3月に八女市で、今年4月には太宰府市で事故を起こし、3人が重軽傷を負っている。
事故が起きたのはいずれも交差点内で、運転手の不注意が原因とみられることから、福岡陸運支局は「バスガイドも含め、交差点内の安全確認の徹底を図る必要がある」と判断、今回の指導に至った。
福岡はバス王国と言われるほどにバス網が発達しており、市民の足として定着しているが、それだけに事故も多発しており、昨年は25件の重大事故が発生しているという。