マレーシアの自動車メーカーであるプロトンは5日、同社の最高級車『ペルダナ』と『ペルダナV6』の約4万2000台をリコールすることを明らかにした。ペルダナは三菱自動車が1993年まで日本で発売していた『エテルナ』をベースとした2.0リットルエンジン搭載の4ドアセダン。
今回のリコールの原因はペルダナに搭載されているサスペンションなどの足回り部品で、前輪のロアアームとナックルを連結しているボールジョイントに不適切な加工のものがあり、そのままの状態で使用を続けていると隙間から水が浸入して錆が生じ、それが原因でベアリングが異常磨耗し、走行不能になる可能性がある。
該当する部品は三菱から購入したものだが、この部品を装着したエテルナには同様のトラブルが多数生じ、今年2月に国土交通省に対してリコールの届出がなされている。プロトンで調査した結果、同社が販売した車種においても同様のクレームが確認されたため、今回のリコールに至った。