アメリカ政府は自然保護の目的で、2006年にミシガン州の砂丘の採掘を禁止する方針。ところがこの砂丘から取れる砂は、特にデトロイト近郊に工場を持つ自動車メーカーにとってはなくてはならない存在だ。この砂がエンジン、トランスミッションなどのパーツの鋳型成型に使われているためだ。
とりわけ影響を受けるのがGMだという。各自動車メーカーはこのため、2006年までに鋳型に使える理想的な砂をどこかで調達する必要がある。しかし輸送コストなどの問題もあり、もしミシガンの砂丘採掘ができなくなればメーカーが工場を移転する可能性もあるという。