低公害車普及に力を入れている東京都は都庁に隣接した場所に都庁天然ガススタンドを開設した。CNG車は低公害だが、燃料供給インフラが整備されていないために普及していない。都自らが率先してスタンドを設置、ディーゼル車からCNG車への代替えを促進していく。
都が設置したスタンドは、都内では24カ所目に当たる。東京都が土地を提供し、東京ガスが運営する。都では、1日当たり80台の利用を見込んでいるが、当面は新宿周辺を走る都バスへの供給がメインになりそうだ。
都では、ディーゼル車を使った納入業者の都庁への立ち入りを禁止する方向で検討しており、天然ガススタンドの設置で脱ディーゼルに弾みをつけたい考え。