【新聞ウォッチ】三菱ベスト10に「犬が人を噛んでもニュースではない」

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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2001年3月7日付

●日産、ルノー・GM開発の商用車、スペインで生産協力へ(朝日・12面)

●東京都、低公害車を安く駐車、来月から駐車料金割引(朝日・38面)

●三菱「ランサー」10カ月ぶりに販売ランクで「ベスト10」入り(毎日・8面)

●昨年の自動車販売で、AT車、初の9割超え(毎日・8面)

●全国初「ITバス」稲城市が10月から導入、パソコンなどで運行状況提供(産経・26面)

●トヨタ、神戸市の コレクターから江戸時代の人形などコレクションを預託(読売・1面、関連記事38面)

●賃上げ要求、日産、黒字見通し受け上積みへ、6500円から7000円巡り交渉(読売・8面)

●石油元売り各社、セルフGS出店加速「来年度、500店増」見込み(読売・11面)

●21世紀日本企業・技術編「ITS」音声案内するカーナビ(読売・11面)

●NOx法改正案閣議決定、ディーゼル乗用車も規制(日経・3面)

●アイシン・エィ・ダブリュの社長に、谷口孝男副社長昇格(日経・12面)

●アイポスネット、駐車場料金をクレジットカードで決済サービス開始へ(日経・15面)

ひとくちコメント

毎日報道される新聞記事をチェックしながら「ニュース価値とは一体何だろうか」と、考えさせられる。きょうの各紙にもそんな疑問を抱くような記事が掲載されている。日本自動車販売連合会が発表した2月の乗用車の車種別販売ランキングである。

毎日は経済面の3段抜きの見出しで「三菱自、ベスト10復帰」と報じ、産経、日経も記事の扱いはそれほど派手でもないが、三菱の『ランサー』がランク入りしたことを取り上げている。三菱としては昨年4月の『ディオン』以来、10カ月ぶりの快挙。昨年夏の「リコール隠し」発覚以来、2月の販売台数も前年同期比12.4%で、相も変わらず落ち込んだままだが、ランサーについては、新車種を投入したことで浮上したという。

ただしランク入りしたといっても10番目。トヨタが『カローラ』『ヴィッツ』『エスティマ」とお馴染みの車種がベスト3を独占、『クラウン』『ファンカーゴ』『マークII』もランク入りしている。ベスト10の6車種も独占するトヨタは、すでにマンネリ化して、ニュースにならないのも恐ろしいことである。

《福田俊之》

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