【レポート『Nシステム裁判判決』vol.2】原告たちの主張とは?

自動車 テクノロジー ITS

裁判における原告サイドの主張は、おおきくわけて
●肖像権の侵害
●自由に移動する権利の侵害
●情報コントロール権の侵害
の三点からなる。

原告らは“被害”を証明するために、原告各自の自動車による通勤ルートなどをビデオ撮影し、証拠として提出。日常生活において、いかにNシステムに監視されているのかを訴えてきた。

このほか、ナイトショット機能付きのビデオカメラで撮影したNシステムのビデオも証拠として提出。およそ肉眼では見ることのできない、Nシステムの赤外線ストロボの照射範囲が、旧世代撮影端末では、ナンバープレートとその周辺に限られてきたのに世代が新しくなるたびにを拡大していき、最新タイプでは運転席にまでストロボ光が届く(つまりナンバーのみならずドライバーの顔貌も、撮影範囲となっていく)様子や、静止画像だったものが動画撮影(ストロボ光の照射が銀塩カメラのような一発照射だったのに、1秒30コマの常時照射へと進化していく)を証明していった。

<<前のページへ 次のページへ>>

《小谷洋之》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

教えて!はじめてEV