ディーゼルエンジンの生産会社であるデトロイトディーゼル社が、今年はじめにエンジェルハード社とジョイントベンチャーでディーゼルの排気を処理、有害物質を減少させるシステム開発に乗り出した。
このシステムはエミットレスと呼ばれ、デトロイトディーゼル・エレクトロニックコントロール装置に浮遊物質フィルターを組み合わせたもの。効果としてはまずマフラーとして機能し、騒音を減らす。次に排気中に含まれる浮遊物質を触媒フィルターでろ過する。
このフィルターは硫化化合物の割合の低いディーゼル燃料を使えば浮遊物質を90%までカットすることができるという。この技術は現在のディーゼルエンジンにおいては画期的なもので、同社はまずバス会社をターゲットにマーケット開発に乗り出す予定だと言う。