独走するトヨタに暗い影---意外な販売成績

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相次いでニューモデルを投入し増販攻勢をかけるトヨタだが、最近の国内販売の売れ行きを見ると売れ行きに明暗が出ている兆しが伺える。

昨年8月から今年初めにかけては『カローラ』、『セルシオ』、『マークII』、『クルーガーV』、『カローラ・ランクス/アレックス』5車種のニューモデルが登場している。この中で比較的好調な売れ行きを示しているのはカローラとセルシオで、苦戦を強いられそうなのはマークIIとクルーガーV、中間的な存在なのはランクス/アレックスだ。

新型マークIIは10月24日に発売し、1カ月後の受注台数が2万2000台と月販目標である6000台の3倍を超える規模と絶好調。その後の登録推移は11月1万3674台、12月1万0787台と両月までは好調と思われたが、今年1月は5978台と急ブレーキがかかった状態となっている。今後は更に低迷し半年経過で早くも月販目標を割り込む可能性が強い。

クルーガーVは11月24日に発売。月販目標は2000台。1カ月後の受注台数は4300台と目標の2.3倍だがまったくのニューモデルにしては少ない方だ。登録推移は12月に1966台、1月2634台とようやく目標突破した状態で、ライバルの日産『エクストレイル』に1000台以上も引き離されている。この分だとやはり早々に月販目標を下回りそうだ。

ランクス/アレックスは発売が1月24日で月販目標が4000台。発売10日経過で目標を突破したがカローラに比べると受注ピッチが遅い。1カ月後の受注台数は1万台突破と発表される見通しだが、今後の登録は安定して目標を突破するのは微妙な状況にある。

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