トヨタは『ヤリス(日本名『ヴィッツ』)』など、ヨーロッパ市場で発売する小型車向けに搭載する環境対応型の低燃費ディーゼルエンジンを、販売市場と同じヨーロッパ域内で生産する方針を明らかにした。
現在、ヤリスには日本で販売しているヴィッツと同じく、1.0〜1.3リットルのガソリンエンジンが搭載されている。しかし、ヨーロッパでは小型車に環境対応型で、低燃費のディーゼルエンジンを搭載するのが流行となっており、トヨタもこの流れに追従し、ヤリスの売上げをさらにアップするのが狙いのようだ。
エンジンの生産拠点を置くのはヤリスの完成車工場が建設されるフランスが有力だが、ポンド高が解消された場合にはイギリス工場での生産や、現在トランスミッション工場が建設中のポーランドなど、候補地は様々あるが、どれも正式決定には至っていない。