いすゞの社長交替理由は、赤字ではなくGMとの……

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いすゞ自動車は12日、稲生武社長(61歳)が退任し、井田義則専務(57歳)が新社長・COO(最高執行責任者)に就任する人事を決定し、同日会見を行った。14日付けで発令する。

社長交代会見では、今も実質的に経営を動かしている関和平会長・CEO(最高執行責任者)も出席し、この人事が「いすゞとGMの関係が変わる時期に入った」との認識のもとで決定したものであると説明した。

関CEOは親会社であるGMのスミス会長と親交が深く、30年以上にわたり、GM-いすゞの協力関係を実質的に推進してきた実績がある。しかしスミス氏が社長を退き、GMがワゴナー新社長へと世代交代した際に、ワゴナー氏の信頼が厚い井田氏に社長を変える時期であると決断したという。

稲生氏は社長在任期間が2年と短く、先の中間決算ででは2期連続赤字の見通しが明らかになったばかり。この時期の交代理由について関CEOは、昨年、GMの体制が切り替わったのに比べ「これでも遅かったくらい」と説明。2期連続赤字の責任をとっての社長交代ということではないことを強調していた。

《編集部》

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