運輸省はここ数年、高級な乗用車の盗難事件が急増していることから、盗難防止装置の要件を緩和する。道路運送車両の保安基準を改正して、欧米で普及している盗難防止装置を使用できるようにする。
欧米で普及している盗難防止装置は点滅周期を短くした非常点滅装置や警報音を断続的に鳴らすものが多い。輸入車の多くにこの機能が付いている。しかし、保安基準では、盗難防止装置を想定していなかったため、点滅周期が変動する非常点滅装置や警報音が断続的に鳴る装置は認められていなかった。
運輸省では、保安基準に新たに盗難防止装置の概念を加え、非常点滅装置の点滅周期の変動、断続的な警報音、室内照明灯の点滅を盗難時に限って認める方針だ。来年3月末から施行する。
輸入車で一般的に知られている盗難防止装置なので、今更という気もするが、今まで認められていなかったのを知っている人は少ないのでは?