フォードは13日、8月に開設し、これまでに準備を進めていた「フォードダイレクト・ドットコム」での新車ネット販売のスタートを、今年の12月以降に延期することを明らかにした。
フォードダイレクトには全米のフォードディーラーのうち、約78%にあたる3194社が参加を表明している。当初予定ではフォード製の乗用車やライトトラックなどを取り扱い、9月に販売を開始する予定だった。
しかし、同社の広報担当によると、カルフォルニア州の規制に抵触した関係で、その障害を排除するまで正式オープンは難しく、事実上それが完了する12月までは販売を開始できなくなったという。ただ、その障害が何なのかは一切明らかにされていない。
ただ、今回の延期があったため、システムを拡大する余裕が生まれ、フォード車のみの扱いだった当初計画を、グループの他ブランドまで拡大することを検討しているという。