自動車税の不均一課税導入による増税を検討している神奈川県で、自民党県議団が「時期尚早」として不均一課税に反対する方針を固めた。最大会派の自民党会派が反対にまわることで、不均一課税の導入は事実上困難になった。
神奈川県の自民党県議団は、独自に税制改正を検討した結果、自動車税の不均一課税は「ほとんどのユーザーが増税となり、負担が大きいのに加え、運輸省などが税制改正を要望しているグリーン化税制との整合がとれなくなる」として、不均一課税を導入する時期では無いとの見解をまとめた。
自民党県議団は岡崎知事が自民党会派出身で、県議会に不均一課税を提出しても反対で否決されるため、はじめから提出しないよう警告したものだ。これを受けて岡崎知事、神奈川県がどう対応するか注目される。